
2月議会が終了しました。この議会は自民党の代表質問で質問時間1時間の持ち時間です。質問事項を頭の中で考え、文字に変え、資料を集め、最後は質問内容を1時間以内に収める作業の繰り返しの質問づくりでした。その間「私の主張」も休みました。
今回の質問は「失われた20年」をキーワードに組み立てました。参考にこの20年間の宮崎県の主要統計を記載します。宮崎県の「失われた20年」の減少数値は、今、安倍政権が世界でも例を見ない20年間のデフレからの脱却に取組、何となく日本も景気回復の感をもつようになりましたが日本経済が景気回復しても「失われ20年の」の宮崎県の損出を取り返すのは日本の社会構造、経済構造を考えると不可能に近い。ならば県民一丸となって、これ以上の減少を食い止めるのが当面の重要課題とかんがえる。宮崎県の主要統計を見ると止めどなく減少方向にある。先ずは県執行部と県議会が議論をし、宮崎県の県勢発展の正しい方向性を見出す事と考える。県議としての責務を今ほど痛感する事はなかった。この20年間宮崎県は何を失ったのでしょうか。以下参考です。
[統計指数]
人口⇒H24と19年前を比べると約43千人減少
世帯数⇒約58,866世帯の増加
・1人暮らし、2人世帯が増加、核家族は減少傾向
0歳~14歳の年少人口⇒約66千人減少
15歳~64歳生産年齢人口⇒約91千人減少
65歳以上の老年人口⇒約11万1千人増加
高齢化率→H5~16,13%→H24~26,65%
小・中・高生徒数⇒H23と19年前を比べると72,814人減少
農家総数⇒H22と20年前を比べると23千戸の減少
耕地面積⇒H23と22年前を比べると86百haの減少
農業産出額⇒H23と20年前を比べると843億円の減少
(H3~3717億円・H23~2874億円)
林業就業者数・林野面積(国有林+民有林)⇒就業者
昭和60とH22を比べると3942人の減少
林野面積 昭和55~H22まで58万9千ha
林野面積はかわら
新設住宅着工戸数⇒H23と21年前を比べると10507戸の減少
製造業事業所(従業者数)⇒事業所 H22と20年前を比べると950事業所の減
従業者数20,217人の減
H22~1556事業所(56千人)
製造品出荷額⇒H22~1兆3120億円
工場立地件数(1000㎡以上の土地取得)⇒H23と20年前を比べると96件の減少
宮崎空港利用者数
・H23と14年前と比べると110万7千人の減少
・H7からH19の13年間300万人以上を維持
・H20から200万人台
・最高でH9~351万6千人 H23~240万9千人
宮崎の経済事情を反映している
自動車保有台数⇒H23と22年前を比べると26万3千台の増加
H23は923千台
労働者月間給与総額⇒H23と19年前を比べると月22千円の減
年間264千円の減 H23は275千円
生活保護被保護者数⇒H23と20年前を比べると6240人の増加
H23は17010人(1000人当たり15人)
県内総生産額(名目)⇒H21~3兆4700億円
10年前と比べると年間2216億円の減少
県民所得(1人当たり)⇒H21は2068千円
9年前と比べると26万円の減
観光客数⇒H8~H22→1200万人台を維持?
以上が宮崎県の「失われた20年」減少額です
(13.3.25)